映画評「田舎者」

 原題「THE HAYSEED」 製作国アメリ
 製作コミック・フィルム・カンパニー 配給パラマウント・ピクチャーズ
 監督・出演ロスコー・アーバックル 出演バスター・キートン

 田舎で郵便配達員として働くファッティと、商店の店員として働くバスター。ファッティは愛する女性の歓心を得ようと必死だが、悪い保安官がライバルとして登場する。

 正直に言ってあまり面白くはなかった。アーバックルとキートンの作品群の中では、それほど出来のいい方の作品とは言えないだろう。

 最も力を入れられているギャグは、ネギを大量に食べてファッティの口臭を皆が毛嫌いするものだが、どこかで見たような気がするし、ひねりもあまりきいていない。キートンの技もあまり見ることもできず、これまでのギャグの焼き直しという印象を受けた。

バスター・キートン短篇全集 1917-1923 [DVD]

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