アイルランド映画 1920年

 アイルランドでは、1916年に設立されたアイルランド映画社が、「KNOCKNAGOW」(1918)といった作品を製作していた。

 当時のアイルランドはイギリスからの独立のための戦争に揺れていた。この年に、ニューヨークで映画を撮っていたジョン・マクドナー監督を招いて「WILLY REILLY AND HIS COLLEEN BAWN」(1920)が、アイルランド映画社によって製作されている。この作品は、18世紀半ばの宗派間の争いと和解をテーマにしたラブ・ストーリーで、祖国独立への願いが込められているという。