映画評「LIGHTS AND SHADOWS IN A CITY OF A MILLION」

 製作国アメリ
 フォード・モーション・ピクチャー・ラボラトリーズ製作
 
 自動車のフォード社はこの頃、様々な教育映画などを作っていた。この作品もその1つで、フォード社の本拠地であるデトロイトの社会問題とその解決法について描かれている。

 タイトルにもあるように、当時のデトロイトは人口100万人の大都市となっていた。そのために起こった多くの社会問題、人口の大量流入による住宅不足、孤児の存在、移民労働者の流入といったものが手に取るように伝わってくる。それに対して、公的機関が様々な方策で対応していることも描かれているが、当然映画の中ほどうまくいってはいなかったことだろう。