ソ連の映画製作 1921年

 ソ連の国立映画学校からは、ソ連成立直後のソ連映画界の重要人物であるウラジミール・ガルジンが監督した、都市の労働者と農民の関係をテーマとした「鎌と槌」「餓え…餓え…餓え」(1921)などが製作されている。

 ソ連邦の1つであるグルジアでは、1921年にモスクワとペトログラードに次いでトビリシグルジア人民教育部映画局が設立され、イワン・ペレスチアーニがグルジアの民族英雄を描く「アルセン・ジョルジャシヴィリ」(1921)を監督している。

 ジガ・ヴェルトフは長篇記録映画である「国内戦史」(1921)を製作している。

 また、ペトログラードで「セフザップキノ(北方映画)」が設立されている。