スペイン映画 サルスエラの映画化

 スペインにはオペラの一種で、独特の短編風俗喜劇であるサルスエラという文化がある。スペインでは、有名なサルスエラ作品はたいていの人がストーリーを知っていたという。ある程度の観客を集めることができ、興行的にメリットがあったサルスエラは映画化され、「パロマの前夜祭」(1921)などが作られたという。この作品には、後に監督して活躍するフローリアン・レイも出演している。