映画評「LOVE NEVER DIES」

製作国アメリカ キング・W・ヴィダー・プロダクションズ製作 アソシエイテッド・プロデューサーズ・インク
監督・製作・脚本キング・ヴィダー 原作ウィリアム・ナサニエル・ハーベン 撮影マックス・デュポン
出演ロイド・ヒューズ、マッジ・ベラミー、ジョゼフ・ベネット、リリアン・レイトン、フレッド・ギャンブル

 青年ジョンは、母親が売春をしていることを隠して、美しいティリーと結婚する。だが、ティリーの父親がそのことを知り、ティリーは実家に連れ戻される。捨てられたと思ったジョンは、遠い土地へと去っていく。

 ハンサムなヒューズ演じるジョンと、美しいベラミー演じるティリーのロマンスが丁寧に撮られた作品である。途中に汽車の事故やボートでの激流下りなど、映像的なスペクタクルも盛り込み、サービス精神も旺盛な作品といえる。

 私が見たバージョンは、一部が欠落しているようだ。そのためか、重要な役回りの母親の登場シーンが少なく、ドラマとしては中途半端に感じられてしまった。