チャールズ・チャップリン 「給料日」とポーラ・ネグリの恋
初の大作とも言える「キッド」(1921)を前年に送り出したチャールズ・チャップリンは、「給料日」(1922)を監督・脚本・出演している。「キッド」よりも気軽に楽しめる二巻物の作品だが、労働者に対する共感も見られる作品と言われる。
ミルドレッド・ハリスとの結婚が失敗に終わっていたチャールズ・チャップリンは、1922年にハリウッドにやってきたドイツ人の映画スター、ポーラ・ネグリと付き合っていた。2人は、婚約までいくが、結局は別れてしまう。こうしたチャップリンに対して、世間からは反道徳的というキャンペーンが張られた。
ちなみにネグリはこのあと、ルドルフ・ヴァレンティノと婚約するが、ヴァレンティノの突然の死で結婚できないという運命が待っている。
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