バスター・キートンの短編映画製作 1922年

 バスター・キートンは、この年「北極無宿」「警官騒動」「鍛冶屋」「酋長」「キートン半殺し(バスター・キートン華麗なる一族)」「成功成功」「電気屋敷」(1922)といった作品を製作している。

 「北極無宿」は、ウィリアム・S・ハートを茶化した映画だった。特に、ハートが映画の中でよく泣くのを茶化したことで、ハートは以後2年の間、キートンと口をきこうとしなかったという。

 「警官騒動」は、キートンが警官から逃げまくるという内容で、キートンは体を張った体技を見せた。

 「鍛冶屋」には、キートンが作ったスプリング形式の鞍が、馬が歩くたびに上下するというギャグがある。この鞍のために出演した馬は腰痛に苦しみ、馬のトレーナーはキートンの要望をかなえるのに苦労したと言われている。



【関連記事】
映画評「酋長」
映画評「警官騒動」
映画評「キートン半殺し(バスター・キートンの華麗なる一族)」
映画評「鍛冶屋」
映画評「北極無宿」
映画評「成功成功」
映画評「電気屋敷」


バスター・キートン短篇全集 1917-1923 [DVD]

バスター・キートン短篇全集 1917-1923 [DVD]