ハロルド・ロイドの映画製作 1922年

 チャールズ・チャップリン、バスター・キートンと並んで、サイレント期の三大喜劇王と言われるハロルド・ロイドはこの年、「豪勇ロイド」「ドクター・ジャック」(1922)に出演している。

 「豪勇ロイド」は、小心の青年が勇敢な祖父の話を聞いて、勇気を奮い起こして強盗犯を捕まえるという内容の作品である。

 それまで、チャップリンの模倣のキャラクターで人気を得ていたロイドだが、丸眼鏡をかけたどこにでもいる青年という新しいキャラクターを確立させ、以後人気を確実なものとしていく。


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