クララ・ボウ 「船に打ち乗り海原指して」で注目を集める

 後にイットガールとして有名になるクララ・ボウは、捕鯨の町を舞台にして、ロマンスや家庭内のもめごとを描いた作品「船に打ち乗り海原指して」(1922)に出演している。ボウは、印象的な演技を見せ、注目を集めたという。

 貧しい家庭で育ち、男の子と一緒に野球などをして育ったというボウは、男性的な生活態度で、からだつきもボーイッシュ(やせて、うすい胸)だった。「船に打ち乗り海原指して」でも男装しての男の子役だったが、眼には強烈な女性の色気がただよっていたという。


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