ジョンとライオネル バリモア兄弟の活躍

 コナン・ドイルが生み出した名探偵シャーロック・ホームズアメリカでも映画化されている。アルバート・パーカー監督の「シャーロック・ホームズ」(1922)がそれであり、主演のホームズはジョン・バリモアが演じている。宿敵モリアーティ教授との対決が描かれ、原作にはないホームズの結婚というラストが描かれた。ちなみに、本場ともいえるイギリスでも映画化されている。

 ジョンの兄のライオネル・バリモアは「歩み疲れて」(1922)に主演している。暗黒街に生きる男が、清らかな心の娘と出会い、正道を歩む決心をするが、運命に翻弄されるという内容の作品である。

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