映画評「THE HEADLESS HORSEMAN」
製作国アメリカ スリーピー・ホロウ・コーポレーション製作 W・W・ホジキンソン配給
監督エドワード・D・ヴェントゥリーニ 原作ワシントン・アーヴィング
製作・脚本カール・スターンズ・クランシー 出演ウィル・ロジャース、ロイス・メレディス
ワシントン・アーヴィングによって小説化された、ニューヨーク北部の「首なし騎士」の伝説をモチーフにした作品。18世紀後半のオランダ入植者たちの村に、ニューヨークから教師がやって来たことから起こる騒動を描く。
村人たちが教師に好意を持つのに反感を抱いた青年が、教師は魔術を使えると嘘の噂を流して村人たちを扇動するという、「魔女狩り」を思わせる展開は興味を引くものの、中途半端に終息してしまう。正体が早々に分かる「首なし騎士」も怖くなく、あらゆるジャンルに手を出しながら、中途半端に終わってしまっているように感じられた。