映画評「RIDERS OF THE LAW」

 製作国アメリカ サンセット・プロダクションズ製作 エイウォン・フィルム配給
 監督ロバート・N・ブラッドベリ 出演ジャック・ホクシー、マリン・サイス、フランク・ライス、パット・ハーモン

 舞台はモンタナ。保安官のレインは、部下のダンの裏切りにあって命を危険にさらされる。通りがかりのジャックは保安官を助けて、犯人を追う。だが、保安官の娘バーバラは、ジャックが父の命を狙った犯人と思い込む。

 アクションに欠けるものの、ジャックと勝気なバーバラのやり取りが面白い作品。保安官が生きていることをバーバラに伝えずに、わざと意地悪をしてバーバラを逮捕するあたりのストーリーは工夫されている。

 主演のジャック・ホクシーは、1910年代から20年代にかけて活躍した西部劇スター。乗馬のうまさが人気を呼び、トーキー後に映画から引退した後もハリウッドで曲芸を見せたという。