映画評「TRAPPED BY THE MORMONS」

 製作国イギリス マスター・フィルムス製作 ホワイト配給
 監督・製作H・B・パーキンソン 原作ウィニフレッド・グラハム 脚本フランク・ミラー
 出演イヴリン・ブレント、ルイ・ウィロビー、ウォード・マカリスター、オラフ・ヒッテン、オリーブ・スローン

 イギリス・マンチェスター地方の小さな町。モルモン教の宣教師イゾルディと恋に落ちたノラは、婚約者を捨ててイゾルディとの結婚しようとする。

 私怨が込められているのではないかと思われるほどの、アンチ・モルモン教映画である。モルモン教徒は若い女性を誘惑し、イギリスからモルモン教の総本山であるアメリカのソルトレイク・シティに連れ去ってしまう。さらにイゾルディは、催眠術で女性を言いなりにすることもできるという人間離れした力も持っており、モルモン教はまさに邪教として描かれている。

 作りは決して良くない作品だが、極端な内容が印象に残る作品である。