イタリア映画 止まらない衰退 製作本数が3年前の10分の1に

 イタリア映画の衰退は止まらなかった。1920年には220本を記録していた製作本数は、1923年には20〜30本と約10分の1にまで減少していた。

 1910年年代に大作史劇を監督して活躍したエンリコ・グアッツォーニは、「メッサリーナ」(1923)を監督するが、失敗。一時期映画界を離れることとなる。

 ナポリ方言演劇から映画監督となったジェンナーロ・リゲッリは、1923年から1929年までをドイツで活動し、いくつかの作品を発表していく。

 また、イタリア政府は映画製作前および完成後に内容を規制することができる法律を発布している。