映像技術の発展 1923年

 映像技術の面においては、パンクロマティック・フィルムと酢酸セルロースをベースにしたフィルムが開発されている。この新フィルムをもとに、フランスで9.5ミリ(パテ社がパテ・ベビーとして販売。そのために「パテ・ベビー」社も設立)、アメリカでは16ミリフィルムが開発され、高所得者や映画愛好家の間で広まっていく。

 当時は映像を見るための手段は、フィルムを使った映画しか存在しなかった。だが、1923年からロシア人ウラジーミル・ツヴォリキンがアメリカで、電子画像変換装置アイコノスコープ(撮像管)の開発を始めている。