映画評「SLOW AS LIGHTNING」

製作国アメリカ サンセット・プロダクションズ製作 AYWON FILM配給

監督グローヴァー・ジョーンズ 製作アンソニー・J・ジィディアス 原作スザンヌ・エイヴリー

脚本バド・バルスキー 出演ケネス・マクドナルド、ビリー・ジョーンズ、エドナ・ペニントン

 株式投資の才能を持っているジミー。金持ちで恩人の娘エレノアと愛し合っているものの、貧しい出自のジミーとは付き合わず、キザなフェントンと付き合っている。だが、フェントンは徐々に本性を現し、ジミーを破滅させようと試みる。

 スタントマン出身のマクドナルドの本格デビュー作である。マイナーなプロダクションを運営していたジィディアスは、スターとしてマクドナルドを売り出そうとしたが、その試みはうまくいかなかったようだ。スタントマン出身のマクドナルドらしく、飛んだり跳ねたりがふんだんに盛り込まれ、カー・チェイスでもさり気なく危険なアクションを見せてくれる。だが、あまりにもスルッと演じられてしまうために、見ていて惚れ惚れするような感覚には襲われなかった。