イギリス映画 1924年

 イギリスを代表するプロデューサーとなるマイケル・バルコンは、1922年に興した製作プロダクションを、1924年にゲインズボロー・ピクチャーズへと発展させ、イスリントン撮影所を買収している。ゲインズボローは第一作として、グレアム・カッツ監督、アメリカから招いたアリス・ジョイスとクライブ・ブルック共演の「情熱的な冒険」(1924)を製作している。

 監督として活躍していたハーバート・ウィルコックスは、「南海の恋」(1924)とドイツのエーリッヒ・ポマーと共同製作の「デカメロン夜話」(1924)を監督している。