デンマーク映画、朝鮮映画 1924年

 デンマーク映画界の不振から、カール・ドライエルやベンヤミン・クリステンセンといった人物はドイツで活動していた。そんな中、A・W・サンベアによるチャールズ・ディケンズ原作の映画化「小さなドリット」(1924)が作られている。

 1923年に初の長篇劇映画が制作された朝鮮では、古典小説の映画化である「薔花紅蓮伝」(1924)が作られている。朝鮮人によって作られた初めての映画と言われる「義理的仇闘」(1919)の製作者であるパク・サンピルが製作を担当し、パク・チャンヒュンが監督を担当した。資本・人材・技術すべてが朝鮮人によって作られた初の劇映画と言われる(「義理的仇闘」は連鎖劇用の映画だった。