映画評「DYNAMITE DAN」
※ネタバレが含まれている場合があります
[製作国]アメリカ [製作]サンセット・プロダクションズ [配給]エイウォン・フィルム
[監督・脚本]ブルース・M・ミッチェル [製作]アレックス・J・ジディアス [撮影]バート・ロンゲネッカー
[出演]ケネス・マクドナルド、フランク・ライス、ボリス・カーロフ、エディ・ハリス、ダイアナ・オールデン
ケンカの強いダンは、ボクシングのトレーナーに見出されてプロのボクサーとなり躍進を遂げる。
恐らくは、ボリス・カーロフが出演していなければアメリカでDVD発売されることはなかったであろう作品。肝心のカーロフは脇役で、当時33歳の若さの割にダンディな姿を見ることができる程度である。
何度も登場する老けた女子大生や、「シャーロック・ジョーンズ」という名前の探偵気取りの男によるコメディ要素、ダンと恋人とのロマンス、ダンがボクサーとして活躍するサクセス・ストーリー、カーロフ演じる悪役によるサスペンスといった様々な要素が、どれも中途半端に終わってしまった作品に感じられた。