映画評「WEST OF HOT DOG」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ [製作]ジョー・ロック・コメディーズ、スタン・ローレル・コメディ・カンパニー、スタンダード・フォトプレイ・カンパニー [配給]フィルム・ブッキング・オブ・アメリ

[監督]スコット・ペンブローク [監督・製作]ジョー・ロック [撮影]エドガー・ライオンス

[出演]スタン・ローレル、ジュリー・レナード、ルー・ミーハン

 叔父の遺産を相続するために西部へとやって来たスタン。遺産目当ての荒くれ者たちに命を狙われるが、偶然の積み重ねで荒くれ者たちを一網打尽にする。

 荒くれ者たちがはびこる西部へやって来た東部の優男という設定はよくある。ギャグもよくあるものだが、タイミングなどがぴったりで、上質なコメディとなっている。よくある設定も、奇をてらわない正攻法の気持ちよさを感じさせる。

 脇の下に突きつけられる拳銃をくすぐったがったり、2階の窓から2回突き落とされたスタンがまた突き落とされそうになると自分から飛び降りたり、荒くれ者たちのアジトでは終始怯えているだけだったりと、スタン・ローレルのコメディ演技は堂に入っている。