映画評「WALL STREET BLUES」
※ネタバレが含まれている場合があります
[製作国]アメリカ [製作]マック・セネット・コメディーズ [配給]パテ・エクスチェンジ
[監督]デル・ロード [製作]マック・セネット [撮影]ジョージ・スピアー [編集]ウィリアム・ホーンベック
[出演]アル・セント・ジョン、ドリス・ディーン、ユージン・パレット
株のブローカーの事務所で雑用として働くビリーは失敗ばかりしている。
犬をめぐるブラックなギャグが光る。掃除機に吸い込んでしまったプードルは、毛がむしられた状態で出てくる。それだけでもブラックだが、間違ってガソリンをかけられた犬に、間違ってマッチが投げられてしまうと、文字通り消滅してしまうのだ。
時折アニメーションが使用されているのも特徴的だ。ビルの窓から落ちるような危険なシーンはアニメーションで処理されている。また、毒薬に書かれたドクロマークがウィンクするといった茶目っ気ある使われ方もしている。
後半は、自動車や飛行機を使ったアクションになるのだが、あまり工夫が感じられず物足りなかった。