映画評「CRADLE ROBBERS」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ  [製作]ハル・ローチ・ステゥディオズ [配給]パテ・エクスチェンジ

[監督]ロバート・F・マクゴーワン [製作・脚本]ハル・ローチ [撮影]ブレイク・ワグナー

[出演]アラン・キャヴァン、ジョー・コブ、ジャッキー・コンドン、ミッキー・ダニエルズ、ベス・ダーリントン

 赤ちゃんコンクールが開催されているのを見つけたちびっ子ギャングたちは、賞金目当てに太っちょに赤ちゃんの格好をさせて送り込むが失敗。自分たちで赤ちゃんコンクールを開くために、赤ちゃんたちを連れてきてしまう。

 赤ちゃんの格好をさせられる太っちょがいい。赤ちゃんは、可愛らしい表情を浮かべていると思ったら、次の瞬間におっさんのような表情を見せることがあるが、太っちょはそんな赤ちゃんのように見える。太っちょが赤ちゃんの格好をする一連のシークエンスだけでも、この作品を見る価値があるくらいだ。

 後半は、大人がやることを子どもがやってみせるといういつもの展開。子どもだけでは作れないようなセットや道具はあまり登場せず、赤ちゃんを誘拐してしまったことから引き起こされるドタバタに終始している。