クラレンス・ブラウンの活躍 「荒鷲」「鵞鳥飼ふ女」「燻ゆる情炎」

 ルドルフ・ヴァレンティノ主演の「荒鷲」(1925)を監督したのは、クラレンス・ブラウンである。ブラウンは他にも、「鵞鳥飼ふ女」(1925)や「燻ゆる情炎」(1925)を監督している。

 「鵞鳥飼ふ女」は、ルイーズ・ドレッサー演じる往年の人気歌手が、殺人事件を利用して再び名を知られようとする惨めな心情を描いた作品である。

 「燻ゆる情炎」は、ポーリン・フレデリック演じる女工場主が年下の男と結婚するが、妹が結婚相手と恋に落ちたことを知ってあきらめるという作品である。