ソ連 ヤーコフ・プロタザーノフの活躍

 SF映画「アエリータ」(1924)を監督したヤーコフ・プロタザーノフは、レーニン一周忌映画「彼の呼びかけ」(1925)を監督している1917年から1925年にかけてのロシアのある労働者家族を描き、ソ連の創設を見せる。

 他にもプロタザーノフは、コメディの「トルジョクの裁断師」(1925)を監督している。女中からもらった宝くじが当たった裁断師の物語で、産業再建の財源のために政府が発行した宝くじの宣伝に役立ったという。また、プロタザーノフは以後、コメディを多く監督していくことになる。