「ワルツの夢」（１９２５）は、オスカー・シュトラウス作の喜歌劇「ワルツの夢」とハンス・ミューラーの小説に基づく作品である。オーストリアでも指折りの名家の娘アリックスは、ニコラス中尉と結婚するが、中尉はウィーンから来た楽団の女に惹かれ・・・という内容だ。
ドイツでは学術的・教養的な教育映画である「文化映画」と言われた作品が多く作られていた。この年は、「美と力への道」（１９２５）という作品が作られている。第一次世界大戦後にドイツで起きた、美容体育運動の理論と実践を映像で表現した作品である。スポーツ･ファンや舞踏ファンを魅了する躍動感と肉体美に溢れる作品で、日本でも話題になった。
