映画評「WOLF BLOOD」
[製作国]アメリカ [製作]ライアン・ブラザース・プロダクションズ [配給]リー=ブラッドフォード・コーポレーション、パラマウント・ピクチャーズ
[監督]ジョージ・チェセブロ、ブルース・M・ミッチェル [脚本]ベネット・コーエン、クリフ・ヒル [撮影]レスリー・セランダー
[出演]ジョージ・チェセブロ、ロイ・ワトソン、ミルバーン・モランテ、フランク・クラーク、マーゲリート・クレイトン
材木所の管理をするディックは、ライバルとの争いで負傷。生命の危機にひんして、やむを得ずオオカミの血を輸血される。
ベタなロマンスなのだが、オオカミの血を輸血されたことを知り、精神的に追い詰められていくという点が特異だ。ホラー映画のように、オオカミに変身するわけではなく、メインはあくまでもロマンスである。ただ、発想は面白いものの、決して映画の楽しさに昇華されてはいない。
ちなみに、動物の血をそのまま人間に輸血すると死に至るケースが多いらしい(17世紀に行われていた)が、成功例もあったらしい。