映画評「SHOULD HUSBANDS BE WATCHED?」

[製作国]アメリカ  [製作]ハル・ローチ・ステゥディオズ  [配給]パテ・エクスチェンジ
[監督]レオ・マッケリー  [製作]ハル・ローチ  [撮影]レン・パワーズ  [編集]リチャード・C・キュリアー

[出演]チャーリー・チェイス、キャスリン・グラント、オリーヴ・ボーデン、ジャック・ギャヴィン、アル・ハレット

 給料が上がってメイドを雇うことにしたジャンプ夫妻。メイドがいる生活は楽かと思いきや、メイドに気を使って生活する毎日に。さらに、妙にセクシーなメイドを家まで車で送る事になったのを見て、妻は嫉妬する。チャーリー・チェイスがジミー・ジャンプの役名で主演したコメディ・シリーズの1つ。

 メイドを呼ぶ小さなドラを鳴らすたびに自分たちがビクビクしたりと、小市民の夫婦の感覚が出ており、動きで笑わせるだけのタイプの作品ではない。メイドをセクシーにしたりといった設定にも工夫がされている。

 この後チェイスは、一味違った短編コメディを時に自ら監督も兼ねて生み出していく。この作品にもその萌芽を感じ取ることができる。