映画評「HOP TO IT!」

[製作国]アメリカ  [製作]カンバーランド・プロダクションズ  [配給]アロー・フィルム・コーポレーション

[監督・脚本]テッド・バーンスタイン  [製作]ビリー・ウェスト

[出演]ボビー・レイ、オリヴァー・ハーディ、ジャネット・ドーン、フランク・アレクサンダー

 ホテルのボーイとして働く、ボビーとオリヴァー。ボビーはオリヴァーにこき使われている。客としてやってきた男が金持ちなことを知ったオリヴァーは、ボヤを起こして大騒ぎになった隙に金を盗もうとする。

 スタン・ローレルとコンビを組む前のオリヴァー・ハーディが、今では忘れられた存在のボビー・レイとコンビを組んで出演した作品。メインのボケ役がレイで、ハーディは少し意地悪な同僚という相手役を演じている。

 ビルの屋上がから下に落ちてしまった女性を救うために、ボビーが駆け下りて受け止めるというギャグ(どう考えても間に合うわけがない)では、ビルの屋上から落ちる女性(の人形)を真下に捉えたショットの魅力もあって面白かったが、その他はこれといった特徴が感じられなかった。