映画評「THE DOME DOCTOR」
[製作国]アメリカ [製作]チャドウィック・ピクチャーズ・コーポレーション [配給]エデュケーショナル・フィルム・エクスチェンジ
[監督・製作・脚本]ラリー・シーモン [脚本]C・グレアム・ベイカー [撮影]ハンス・F・コーネカンプ [編集]サム・ジンバリスト
[出演]ラリー・シーモン、ドロシー・ドゥワン、フランク・アレキサンダー、フレッド・デシルバ、アール・モンゴメリー
美容院の店員のピーターは、隣の雑貨屋の店員ドロシーと恋仲だが、店主同士は仲が悪い。2人のケンカに巻き込まれ、そこにサルが加わって大騒動になる。
同じ建物で、壁を挟んで隣同士という設定を使って、物を投げたりといったギャグが展開されるものの、それほど工夫されているとはいえない。だが、玉ねぎの芽が足のようになり立ち上がって歩き出したり(ストップモーションアニメで表現)、シーモン映画おなじみの大爆発の後に、地面にできた穴からありがちなコスプレをした悪魔が登場してシーモンを追いかけたりといったシュールなギャグが光っている。