映画評「BOOBS IN THE WOOD」

[製作国]アメリカ  [製作]マック・セネット・コメディーズ  [配給]パテ・エクスチェンジ

[監督]ハリー・エドワーズ  [製作]マック・セネット  [撮影]リー・デイヴィス、ウィリアム・ウィリアムズ  [編集]ウィリアム・ホーンベック

[出演]ハリー・ラングドン、マリー・アステア、ヴァーノン・デント

 木こりのチェスターは美しいヘーゼルと恋に落ち、巨漢のビッグ・ビルと反目する。ヘーゼルとともに街のウェイターとして働くようになったチェスターは、そこでビッグ・ビルと再会する。

 非常にストレートでベーシックなサイレント・コメディだが、1つ1つのギャグが丁寧に作られていて、見ていて飽きない。チェスターが「木が倒れるぞー」と叫ぶが小さい木だったり、大量の皿を抱えて落としそうになるがなかなか落ちない(くっついた小道具を使用している)など、ありがちだがじっくりと腰を据えて作られている感じがする。

 特徴がないと言ってしまえばそれまでだが、良質な作品として評価したい。