映画評「YES, YES, NANETTE」

[製作国]アメリカ  [製作]ハル・ローチ・ステュディオズ  [配給]パテ・エクスチェンジ

[監督]スタン・ローレル、クラレンス・ヘンネック  [製作]ハル・ローチ  [脚本]カール・ハーボー  [撮影]フランク・ヤング

[出演]ジェームズ・フィンレイソン、グラント・ゴーマン、ジャック・ギャヴィン、オリヴァー・ハーディ

 ある一家の娘が結婚相手を連れてくる。だが、結婚相手が冴えないため、一家のみんなは落胆。犬にカツラを取られたりと結婚相手は散々な目に遭う。コンビを組む前のスタン・ローレルが監督を務め、オリヴァー・ハーディが脇役で出演、ハル・ローチ制作作品の名脇役であるジェームズ・フィンレイソンが主演した作品。

 カツラを取っていった犬が、どうしたわけか自分でカツラを被って顔を出すギャグのタイミングが抜群で良い。その他は取り立ててこれといったギャグはないが、ジェームズ・フィンレイソンの冴えない見た目を逆手に取った軽くて楽しいコメディだ。