アメリカの映画産業がピークに

 1926年は、アメリカの映画産業にとってピークとなった年と言われる。年間製作本数は長篇だけで400本、製作費総額1億2千万ドル、全米の映画館数14,673館、ニューヨークに1,194館、映画産業に従事する人35万人、多くは映画館の従業員だが、ハリウッドを本拠にする者も4万人、撮影所は全米で80、ハリウッドに30。輸出によって獲得した外貨7,500万ドル。映画産業への投資総額20億ドル(世界の3分の2)という規模に達していた。