キネマ旬報ベスト・テン 1926年度

 1926年度の、キネマ旬報ベスト・ワン選出作品は以下の通り。

 1926年から前回まであった「芸術的」「娯楽的」の区分が廃止された。また、外国映画のみだった対象に日本映画も加わるようになった。

 ちなみに、当時は読者の投票により選出される形式だった。

日本映画
1位 「足にさはった女」(1926 日活 監督 阿部豊
2位 「日輪」(1926 日活 監督 村田実)
3位 「陸の人魚」(1926 日活 監督 阿部豊
4位 「狂った一頁」(1926 新感覚派映画連盟 監督 衣笠貞之助
5位 「カラボタン」(1926 松竹 監督 野村芳亭)
6位 「受難華」(1926 松竹 監督 牛原虚彦
7位 「紙人形春の囁き」(1926 日活 監督 溝口健二
8位 「転落」(1926 マキノ 監督 井上金太郎)
9位 「水戸黄門」(1926 日活 監督 池田富保
10位 「蜘蛛」(1926 阪妻プロ 監督 悪麗之助)

外国映画
1位 「黄金狂時代」(1925 アメリカ 監督チャールズ・チャップリン
2位 「最後の人」(1924 ドイツ 監督F・W・ムルナウ
3位 「ステラ・ダラス」(1925 アメリカ 監督ヘンリー・キング)
4位 「海の野獣」(1926 アメリカ 監督ミラード・ウェッブ)
5位 「鉄路の白薔薇」(1923 フランス 監督アベル・ガンス
6位 「ダーク・エンゼル」(1925 アメリカ 監督ジョージ・フィッツモーリス)
7位 「ダグラスの海賊」(1926 アメリカ 監督アルバート・パーカー)
8位 「熱砂の舞」(1926 アメリカ 監督ジョージ・フィッツモーリス)
9位 「ロイドの人気者」(1925 アメリカ 監督サム・テイラー、フレッド・ニューメイヤー)
10位 「滅び行く民族」(1925 アメリカ 監督ジョージ・B・サイツ)

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