「キング･オブ･キングス」　デミルの野心と挫折

　自身の製作会社を設立し、独立映画製作者たちによる配給組織であるプロデューサーズ・ディストリビューティング・コーポレーション（ＰＤＣ）の設立したセシル・Ｂ・デミルは、イエス･キリストを描いた映画「キング･オブ･キングス」（１９２７）を発表している。

　デミルの野心が込められた「キング･オブ･キングス」だったが、興行的に失敗。デミルはＰＤＣとの契約を破棄し、撮影所も処分してしまう。