チャールズ・チャップリンの離婚スキャンダル

 「キッド」(1921)のジャッキー・クーガンの人気が凋落する一方で、クーガンを見出したチャールズ・チャップリンもリタ・グレイとの離婚スキャンダルにまみれていた。

 チャップリンに追い出されたグレイと母親が、チャップリンを訴えたのだ。チャップリンに反対するキャンペーンが張られ、チャップリンは弁護士の元に身を隠したという。一方で、ヨーロッパの知識人やアメリカの大衆がチャップリンを擁護した。このスキャンダルは、最終的に示談となり、1927年に離婚が成立した。