ハロルド・ロイドの「田吾作ロイド一番槍」が大ヒット

 ハロルド・ロイドは、テッド・ワイルド監督の「田吾作ロイド一番槍(キッド・ブラザー)」(1927)に出演している。力自慢の男所帯の中で、おとなしいロイドが奮闘して、家族の危機を救い、愛する人の愛を得るという物語の作品だ。

 これまでのロイド作品の中で最も長い撮影期間8ヶ月をかけ、スタントよりもストーリーと演技の面白さで笑いをとった。この作品の興行収入は200万ドルを超え、ロイドは1927年のトップ・スターとなった。