映画評「ザ・メカニカル・カウ」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ  [原題]THE MECHANICAL COW  [製作]ロバート・ウィンクラー・プロダクションズ  [配給]ユニヴァーサル・ピクチャーズ

[監督]ウォルト・ディズニー  [製作]チャールズ・ミンツ

 ディズニーがミッキー・マウスの前に登場させたウサギのオズワルドが主役の短編アニメーション。オズワルドは人気を得るが、権利が自分にはないことを知ったディズニーは、仲間と共にミッキー・マウスを世に送り出すことになる。

 機械仕掛けの牛を飼っているオズワルドは、ガールフレンドを誘拐した犯人の車を追う。

 なぜ機械仕掛けなのか?それは、面白さが増すと考えたからだろう。オズワルドと牛が誘拐犯を追うシーンでは、牛の首がマジックハンドの要領で伸びてガールフレンドを助け出す。悪い奴から愛する女性を助け出すという、アクション映画の王道を6分程度の短い時間で展開し、アニメーションならではの楽しさで充満させた作品だ。