映画評「探偵騒動」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ  [原題]DO DETECTIVES THINK?

[製作]ハル・ローチ・ステュディオズ  [配給]パテ・エクスチェンジ

[監督]フレッド・ギオル  [製作・脚本]ハル・ローチ  [出演]スタン・ローレル、オリヴァー・ハーディ

 死刑を言い渡した囚人が脱走、自分の命を狙っていることを知った判事は、探偵を雇って身を守ろうとする。雇われた探偵はローレルとハーディの2人だった。

 もちろん、ローレルとハーディの2人は有能ではなく、墓地の影に怯え、脱走してきた囚人にも怯える。肉切り包丁を振り回し、後半には首切り用とも言える巨大なナイフを振り回すノア・ヤング演じる囚人と、臆病なローレルとハーディによるスラップスティック色満載の対決は見所に溢れている。

 この後、2人のトレードマークとなる山高帽を2人でかぶった最初の作品と言われる。山高帽を使ったギャグもある。