2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 D・W・グリフィスの監督デビュー(1)

前年、エジソン社で俳優として映画界入りしたグリフィスは、この年バイオグラフ社にシナリオを売り込み、「質屋アイザク老人」(1908)のシナリオを採用してもらう。以後、バイオグラフ社で俳優業を行いながら、シナリオを提供していく。 さらに、「ドリ…

 ニッケルオデオンの拡大と映画製作(アメリカ)

1908年当時のアメリカでは、ニッケルオデオンの拡大(この年の末には1万館に達した)によって伸びた映画への需要に後押しされ、映画製作も順調に行われていた。しかし、エジソン社を中心としたMPPCに所属していた映画会社は作品にそれほどの工夫を…