長くなった上映時間

 「大列車強盗」のヒットもあり、この年あたりから1作品の上映時間が長くなっていった。平均で10分を超えるようになり、短いストーリーを語ることができるようになった。

 いち早く長編に取り組んでいたジョルジュ・メリエスは、この年「不可能な世界への旅行」を製作している。「月世界旅行」の目的地(月)を太陽に置き換えた作品といえるこの作品は24分に及ぶ大作だった。