エクレール社−フランス

 エクレール社では、ヴィクトラン・ジャッセが入社第一作「コルシカ魂」(1908)を製作、続いてアメリカの大衆小説の映画化である「ニック・カーター」シリーズを製作している。名探偵カーターが悪人を退治するという単純な活劇である「ニック・カーター」シリーズは、同じ役者が同じ役柄を続けて演じるというスタイル(連続映画のスタイル)を確立した作品といわれている。連続映画のスタイルは人気を博し、デンマークのノーディスク社でも、「ラッフルズの脱獄」といった作品が作られ、人気を得ている。