アドルフ・ズーカーの危機
当時、映画館の経営者だったアドルフ・ズーカーは、この年経営危機に陥ったが、パテ社製作の「我らが主なるイエス・キリストの生涯と受難」(1907)の上映で乗り切った。以後、ズーカーは自分の映画館にはヨーロッパ映画を上映し、他の映画館が週替わりで上映を行っていたなか、長期ロードショー制度を確立した。
(映画本紹介)
無声映画芸術への道―フランス映画の行方〈2〉1909‐1914 (世界映画全史)
- 作者: ジョルジュサドゥール,Georges Sadoul,丸尾定,小松弘,村山匡一郎
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1995/09/01
- メディア: 単行本
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映画誕生前から1929年前までを12巻にわたって著述された大著。濃密さは他の追随を許さない。