セグンド・デ・チョモンとエミール・コール
セグンド・デ・チョモンはこの年、パテ社の委託で、ルイ・ガスニエとともにスペインの映画製作会社を組織した。この映画製作会社は、大スペクタクル、喜劇、夢幻劇を製作した。トリック映画は少数だった。スペイン的な映画を作り上げることに貢献したと言われているが、資本が少なく、チョモンらに演出の才能に恵まれていなかったため、あまりうまくいかなかったと言われている。
エミール・コールはこの年の末にフェルディナン・ゼッカによってパテ社に雇い入れられている。パテ社はフランスにおけるアニメーション映画を発展させようとしていた。
(映画本紹介)
無声映画芸術への道―フランス映画の行方〈2〉1909‐1914 (世界映画全史)
- 作者: ジョルジュサドゥール,Georges Sadoul,丸尾定,小松弘,村山匡一郎
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1995/09/01
- メディア: 単行本
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映画誕生前から1929年前までを12巻にわたって著述された大著。濃密さは他の追随を許さない。