映画評「ローレル&ハーディの妻の陰謀」
※ネタバレが含まれている場合があります
[製作国]アメリカ [原題]SLIPPING WIVES [製作]ハル・ローチ・ステュディオズ [製作]パテ・エクスチェンジ
[監督]フレッド・ギオル [製作・脚本]ハル・ローチ
[出演]プリシラ・ディーン、ハーバート・ローリンソン、スタン・ローレル、オリヴァー・ハーディ
夫に無視されていると思い込んだ妻は、配達にやって来た男を雇い、男といちゃつくことで夫の気を引こうとする。
スタン・ローレルが配達にやって来た男、オリヴァー・ハーディが執事を演じているものの、「妻の陰謀」は2人のコンビ作ではない。主演は1910年代終わりから1920年代にかけてのトップ・スターのプリシラ・ディーンである。ディーンは落ち目のキャリアを何とかしようと、ハル・ローチのスタジオで短編コメディに出演していたのだった。
主要登場人物の中では、ローレルが最も出番が多い。だが、他のローレルがメインの短編コメディがそうであるように、正直ローレルのギャグは今ひとつである。