朝鮮映画 キム・ドゥサンの連鎖劇

 1919年10月27日、俳優キム・ドゥサンが、自身主演の連鎖劇「義理的仇闘」を上演している。連鎖劇とは、舞台と映画を融合させたものである。1918年に、日本の巡回新派劇団が、京城の公演で連鎖劇を上演したのに影響を受けて作られたと言われている。朝鮮人によって製作・公開された最初の映画であり、このことから朝鮮では10月27日が映画の日に制定されている。

 以後、連鎖劇はブームになり、1922年までに10本余りが作られたという。