アーヴィング・サルバーグ、ダリル・ザナックがハリウッドへ

 後の大物プロデューサー2人が、ハリウッドへやってきている。

 1918年にユニヴァーサルのニューヨーク本社へ入社していたアーヴィング・サルバーグは、1920年にハリウッドの撮影所ユニヴァーサル・スタジオに移ってきている。サルバーグは徐々に頭角を現し、スタジオを切り回していくようになる。

 後に、大プロデューサーとして映画界に名前を残すことになるダリル・ザナックは、1920年に脚本家としてハリウッド入りを果たしている。当時は弱冠18歳だった。ワーナーに雇われたザナックは、以後3つのペンネームを使って、名犬リンチンチン・シリーズなどの脚本を書いていくことになる。