2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

 グロリア・スワンソン主演作「THE SULTAN'S WIFE」

キーストン社、トライアングル・フィルム製作 トライアングル・ディストリビューション配給 出演グロリア・スワンソン ボビー・ヴァーノン グロリアとボビーは恋人同士。インドへやって来た2人だが、金持ちの貴族にグロリアが見初められて屋敷に連れ去れる。…

 キーストン社の作品「HER TORPEDOED LOVE」

製作キーストン・フィルム・カンパニー トライアングル・フィルム・コーポレーション 配給トライアングル・ディストリビューティング・コーポレーション 監督フランク・グリフィン 出演ルイーズ・ファゼンダ フォード・スターリング 悪い執事は仕えている主…

 キーストン社の作品「A CLEVER DUMMY」

製作国アメリカ キーストン・フィルム・カンパニー製作 トライアングル・ディストリビューティング配給 監督ハーマン・C・レイメイカー 製作マック・セネット 撮影エルジン・レスレー 出演ベン・ターピン、チェスター・コンクリン、ウォーレス・ビアリー、…

 キーストン社の作品「HER FAME AND SHAME」

キーストン・フィルム・カンパニー製作 トライアングル・ディストリビューティング・コーポレーション配給 監督フランク・グリフィン 製作マック・セネット 出演チャールズ・マレイ ルイズ・ファゼンダ ある街にバーレスク劇団がやって来る。食堂の主人は、劇団…

 グロリア・スワンソン主演作「TEDDY AT THE THROTTLE(雨中の逃亡)」

キーストン社製作 トライアングル・ディストリビューション配給 出演グロリア・スワンソン ボビー・ヴァーノン ウォーレス・ビアリー グロリアはボビーを愛している。ボビーもグロリアを愛していながらも、他の女性にも惚れてしまう。グロリアの後見人は、グ…

 ロスコー・アーバックル主演作「A RECKLESS ROMEO(デブ君の化けの皮)」

製作国アメリカ コミック・フィルム製作 パラマウント・ピクチャーズ配給 監督・脚本・出演ロスコー・アーバックル 出演アル・セント・ジョン ファッティ演じる夫は、妻と義理の母親に頭が上がらない。ある日、遊園地に遊びに行ったファッティは、妻と義理の…

 バスター・キートン出演作「浜遊び(コニー・アイランド)」

原題Coney Island 製作国アメリカ コミック・フィルム製作 パラマウント・ピクチャーズ配給 監督・脚本・出演ロスコー・アーバックル 出演バスター・キートン アル・セント・ジョン ファッティは浜に妻を置いて、遊園地へと遊びに行く。そこにいた若い女性を…

 バスター・キートン出演作「医者」

原題Oh Doctor 製作国アメリカ コミック・フィルム製作 パラマウント・ピクチャーズ配給 監督・出演ロスコー・アーバックル 出演バスター・キートン アル・セント・ジョン 医者のファッティは競馬場で持っている金をすべてすってしまう。家に帰ると、競馬場…

 バスター・キートン出演作「結婚」

原題His Wedding Night 製作国アメリカ コミック・フィルム製作 パラマウント・ピクチャーズ配給 監督・脚本・出演ロスコー・アーバックル 出演バスター・キートン アル・セント・ジョン バーで働いているファッティは、店主の娘と結婚することになっており…

 バスター・キートン出演作「入婿」

原題The Rough House 製作国アメリカ コミック・フィルム製作 パラマウント・ピクチャーズ配給 監督・脚本・出演ロスコー・アーバックル 出演バスター・キートン アル・セント・ジョン 婿養子のファッティは、火事を起こすし、コック(アル・セント・ジョン…

 バスター・キートン出演作「おかしな肉屋」

原題The Butcher Boy 製作国アメリカ コミック・フィルム製作 パラマウント・ピクチャーズ配給 監督・脚本・出演ロスコー・アーバックル 出演バスター・キートン アル・セント・ジョン 肉屋に勤めるファッティは、主人の娘と恋愛関係にある。娘が入っている…

 ミューチュアル時代のチャップリンの作品「チャップリンの冒険」

原題The Adventurer 製作国アメリカ ローン・スター・コーポレーション製作 ミューチュアル・フィルム・コーポレーション配給 製作・監督・脚本・編集・出演チャールズ・チャップリン 出演エドナ・パーヴィアンス 脱獄囚のチャーリーは、海で溺れていた金持…

 ミューチュアル時代のチャップリンの作品「チャップリンの移民」

原題The Immigrant 製作国アメリカ ローン・スター・コーポレーション製作 ミューチュアル・フィルム・コーポレーション配給 製作・監督・脚本・編集・出演チャールズ・チャップリン 出演エドナ・パーヴィアンス 移民船に乗るチャーリーは、金を盗まれたエド…

 ミューチュアル時代のチャップリンの作品「チャップリンの霊泉」

原題The Cure 製作国アメリカ ローン・スター・コーポレーション製作 ミューチュアル・フィルム・コーポレーション配給 製作・監督・脚本・編集・出演チャールズ・チャップリン 出演エドナ・パーヴィアンス 湯治場へやってきたチャーリーは、宿泊客やホテル…

 ミューチュアル時代のチャップリンの作品「チャップリンの勇敢」

原題Easy Street 製作国アメリカ ローン・スター・コーポレーション製作 ミューチュアル・フィルム・コーポレーション配給 製作・監督・脚本・編集・出演チャールズ・チャップリン 出演エドナ・パーヴィアンス 教会で説教を聞き、真っ当に生きることを決意し…

 エッサネイ時代のチャップリン

1915年、キーストン社からエッサネイ社へとチャップリンは移籍する。チャップリンの週給はキーストン社のときの150ドルから1,250ドルへと跳ね上がる。しかし、それ以上にチャップリンにとって重要だったのは、映画製作上の自由を手に入れたこと…

 尾上松之助を考える

シルベスター・スタローンが自分の映画を酷評ばかりする映画評論家を撮影現場に呼んで、一緒に撮影用のヘリに乗せた。ヘリの中でビビッている映画評論家に、「自分たちはこんな危険な思いで撮影しているんだ!そして、自分たちのような映画で稼いだ金で、お…

 その他の出来事 1917年(日本)

1913年にエジソンのキネトフォンの権利を買い取り、音声つき映画の上映を目指した日本キネトフォンがこの年解散している。興行上の制約から、経営館や配給館が少なかったのが大きな要因だった。 (映画本紹介)日本映画発達史 (1) 活動写真時代 (中公文…

 日本 輸入映画 1917年

この頃になると、軽快なリズムとスピーディな展開のアメリカ映画が日本国内でも次第に優勢になっていった。「マクベス」「シヴィリゼーション」「恐ろしき一夜」「ジャンダーク」といったアメリカ映画が公開されている。 他の国の作品では、「ゴーレム」「一…

 日本 大阪毎日新聞と天活によるニュース映画の試み

ニュース映画の分野では1914年(大正3年)に、東京シネマ商会が「東京シネマ画報」というニュース映画を月2回ペースで製作したが、半年ほどしか続かなかった。 1917年(大正6年)には、大阪毎日新聞と天活大阪撮影所の提携でニュース映画「フィル…

 日本 警視庁による活動写真の取り締まり

1917年(大正6年)は、警視庁が映画の取締規則である「活動写真興行取締規則」を発令した年でもある。 それまで映画の取り締まりは、芝居や見世物を取り締まっていた法システムによって行われており、各地方の警察署の規制を受けていた。今回の警視庁の措…

 日本アニメーションの胎動

日本のアニメーションは、1914(大正3)4月公開の「凸坊新画帳」が最初といわれるが、1917(大正6)5月には、北山清太郎企画制作の「サルとカニの合戦」が日活向島撮影所で公開されている。 日活向島にはアニメーションのための線画部が設立され…

 日本 帰山教正と「活動写真劇の創作と撮影法」

帰山教正は、吉沢商店の機関雑誌「活動写真界」の有力の投書家で、1913年(大正2年)に、「キネマレコード」(1917年廃刊)を創刊した人物である。日本キネトホンの撮影現像にも関わり、日本キネトホン解散後の1917年(大正6年)に天活入社し…

 日本 弁士の前説明

弁士の説明と言えば、映画本編が上映されているときにスクリーンに映し出されているシーンの説明である「中説明」が一般的に思い浮かぶが、映画上映前にも説明による前説明が行われていた。だが、1917年頃からは、徐々にこの前説明が廃れ始めていき、1…

 日本 井上正夫の「大尉の娘」

井上正夫は、小林商会の連鎖劇の俳優であり、演劇界でも進歩的な考えを持っていた人物だった。その井上が革新的な映画劇を試作しようと、「大尉の娘」(1917)を小林商会で監督・出演している。 「大尉の娘」の原作はドイツでも映画化された「憲兵モエビ…

 日本 小林商会の興隆と没落

昨年(1916年−大正5年)に小林喜三郎が天活から飛び出して設立した小林商会は、力を入れていた連鎖劇の人気により興隆を迎えていた。だが、連鎖劇興行の行き詰まりと、急激な拡大路線により経済的に破綻を向かえる。 舞台と映画の2つの様式に分かれて…

 日本 立花貞二郎と日活向島新派

人気絶頂だった日活京都の松之助映画に対して、日活向島では新派悲劇を多く製作していた。類型的な題材で、弁士が張り上げる悲しい声色につれて、男役者が扮した女形がぎくしゃくと泣いてみせるところをロングで撮影見せるといったものだった。そんな作品に…

 日本 松之助映画、最大の濫作時代

1917年(大正6年)は、当時人気絶頂だった尾上松之助主演映画の最大の濫作時代であり、1ヶ月に9本の映画が作られたという。 松之助映画の題材は、講談、義太夫、落語、子供たちの玩具本から取った単純なものだった。対象は小学生程度で、題材や演出の…

 「サーカスが来た!」を読んで

「映画の出現は、つまり、従来の大衆文化をよりエリート的なものと、より卑俗なものとの両方に押しわけた。だがこのことは、いいかえれば、映画がこの中間の広範な市民階層、文字通りのミドル・クラスを、自分のなかにとりこんだことでもある。じっさい、映画…

 その他の国の映画製作 1917年

南アフリカでは、1917年から18年にかけてイギリスの映画製作会社が撮影を行ったと言われている。 中国では、出版社である商務印書館が1917年頃から記録映画の製作を始めたと言われている。 スペインでは、スペイン映画草創期から活躍するフランク…