1924

映画評「SMILE PLEASE」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [製作]マック・セネット・コメディーズ [配給]パテ・エクスチェンジ[監督]ロイ・デル・ルース [製作]マック・セネット [撮影]ジョージ・スピア[出演]アルバータ・ヴォーン、ハリー・ラングドン、ジャ…

映画評「PICKING PEACHES」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [製作]マック・セネット・コメディーズ [配給]パテ・エクスチェンジ[監督]アール・C・ケントン [製作]マック・セネット [撮影]ジョージ・スピア[出演]ハリー・ラングドン、アルバータ・ヴォーン、ド…

映画評「猛進ロイド」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]GIRL SHY [製作]ハロルド・ロイド・コーポレーション [配給]パテ・エクスチェンジ[監督]フレッド・ニューメイヤー、サム・テイラー [脚本]サム・テイラー、テッド・ワイルド、ティム・フェーラ…

映画評「ロイドの初恋」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]HOT WATER [製作]ハロルド・ロイド・コーポレーション [配給]パテ・エクスチェンジ[監督]フレッド・ニューメイヤー、サム・テイラー [脚本]サム・テイラー、ジョン・グレイ、ティム・フェーラ…

映画評「海底王キートン」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]THE NAVIGATOR [製作]バスター・キートン・プロダクションズ [製作・配給]メトロ=ゴールドウィン・ピクチャーズ・コーポレーション[監督・製作・編集]バスター・キートン [監督]ドナルド・ク…

映画評「キートンの探偵学入門」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]SHERLOCK JR. [製作]バスター・キートン・プロダクションズ [配給]メトロ・ピクチャーズ[監督・製作]バスター・キートン [製作]ジョセフ・M・シェンク [脚本]ジーン・C・ハベッツ、ジョセフ…

映画評「ARIZONA EXPRESS」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [製作・配給]フォックス・フィルム・コーポレーション[監督]トム・バッキンガム [原作]リンカーン・J・カーター [脚本]フレデリック・J・ジャクソン、ロバート・N・リー [撮影]ブレイク・ワグナー[…

映画評「MEDDLING WOMEN」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [製作]チャドウィック・ピクチャーズ・コーポレーション[監督・脚本]イワン・アブラムソン [製作]I・E・チャドウィック [撮影]フランク・ザッカー[出演]ライオネル・バリモア、シグリッド・ホルム…

映画評「DYNAMITE DAN」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [製作]サンセット・プロダクションズ [配給]エイウォン・フィルム[監督・脚本]ブルース・M・ミッチェル [製作]アレックス・J・ジディアス [撮影]バート・ロンゲネッカー[出演]ケネス・マクドナルド…

映画評「BARBARA FRIETCHIE」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [製作]リーガル・ピクチャーズ [配給]PDC[監督・脚本]ランバート・ヒルヤー [原作]クライド・フィッチ [脚本]アグネス・クリスティン・ジョンストン [撮影]ヘンリー・シャープ[出演]フローレンス…

映画評「嬲られ者」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]MANHANDLED [製作]フェイマス・プレイヤーズ=ラスキー・コーポレーション [配給]フェイマス・プレイヤーズ=ラスキー・コーポレーション[監督・製作]アラン・ドワン [原作]アーサー・ストリン…

映画評「桃色の夜は更けて」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]HER NIGHT OF ROMANCE [製作]コンスタンス・タルマッジ・フィルム・カンパニー [配給]ファースト・ナショナル・ピクチャーズ[監督]シドニー・フランクリン [脚本]ハンス・クレイリー [撮影]レ…

映画評「殴られる彼奴(あいつ)」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]HE WHO GETS SLAPPED [製作]メトロ=ゴールドウィン=メイヤー(MGM) [配給]メトロ=ゴールドウィン・ピクチャーズ・コーポレーション[監督・製作・脚本]ヴィクトル・シェーストレーム [製…

映画評「ロモラ」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]ROMOLA [製作]インスピレーション・ピクチャーズ製作 [配給]メトロ=ゴールドウィン=メイヤー(MGM)[監督・製作]ヘンリー・キング [原作]ジョージ・エリオット [脚本]ウィル・M・リッチ…

映画評「ピーター・パン」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]PETER PAN [製作]フェイマス・プレイヤーズ=ラスキー [配給]パラマウント・ピクチャーズ[監督・製作]ハーバート・ブレノン [製作総指揮]ジェシー・L・ラスキー、アドルフ・ズーカー [原作]ジ…

映画評「ボー・ブラムメル」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]BEAU BRUMMEL [製作・配給]ワーナー・ブラザース[監督]ハリー・ボーモント [原作(戯曲)]クライド・フィッチ [脚本]ドロシー・ファーナム [撮影]デヴィッド・エイベル [編集]ハワード・ブレザ…

映画評「結婚哲学」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]THE MARRIAGE CIRCLE [製作・配給]ワーナー・ブラザース[監督・製作]エルンスト・ルビッチ [原作]ロタール・シュミット [脚本]パウル・バーン [撮影]チャールズ・バン・エーガー [美術]ルイス…

映画評「アイアン・ホース」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]THE IRON HORSE [製作・配給]フォックス・フィルム・コーポレーション[監督・製作]ジョン・フォード [原案・脚本]チャールズ・ケニヨン [原案]ジョン・ラッセル [撮影]ジョージ・シュナイダー…

映画評「グリード」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]GREED [製作・配給]メトロ=ゴールドウィン・ピクチャーズ[監督・脚本]エリッヒ・フォン・シュトロハイム [原作]フランク・ノリス [脚本]ジューン・メイシス [撮影]ベン・レイノルズ 、ウィリ…

映画評「バグダッドの盗賊」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]THE THIEF OF BAGDAD [製作]ダグラス・フェアバンクス・ピクチャーズ [配給]ユナイテッド・アーティスツ[監督]ラオール・ウォルシュ [原作]エルトン・トーマス(ダグラス・フェアバンクス) [脚…

映画評「素晴しい哉人生」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]ISN'T LIFE WONDERFUL [製作]D・W・グリフィス・プロダクションズ [配給]ユナイテッド・アーティスツ[監督・製作・脚本]D・W・グリフィス [原作]ジョッフレイ・モッス [撮影]ヘンドリック・…

映画評「アメリカ」

※ネタバレが含まれている場合があります[製作国]アメリカ [原題]AMERICA [製作]D・W・グリフィス・プロダクションズ [配給]ユナイテッド・アーティスツ[監督・製作]D・W・グリフィス [原案・脚本]ロバート・W・チャンバース [撮影]G・W・ビッツァー、…

その他の日本映画 1924年

純映画劇運動を推進するため映画芸術協会を結成していた帰山教正は、「愛の曲」(1924)を製作したが、興行的に振るわなかった。この頃になると、新しい人々が帰山の動きと連動しながら新しい流れを作っていたが、帰山自身は不遇の晩年を送ったと言われ…

輸入映画−1923年 アメリカ映画会社の日本進出

1923年の関東大震災当時、アメリカの映画会社の中では、ユニヴァーサル、パラマウント、UAの日本支社があったが、震災によって3社とも関西へ本社を移転させている。 1924年6月、フォックスも進出。フォックスは帝キネと、UAはマキノと提携し和…

キネマ旬報ベストテンのスタート

この年から、映画雑誌「キネマ旬報」が、優秀映画ベストテンの選考をスタートさせている。読者から「芸術的優秀映画」「娯楽的優秀映画」の2部門それぞれで、最も優れた作品を1本のみ読者に投票してもらうという形式だった。また、第1回と第2回は外国映…

皇太子ご成婚ニュース映画

この頃になると、新聞社がニュース映画を撮影するようになっていた。1924年の皇太子御成婚ニュースでは、朝日が撮影したフィルムを飛行機で大阪に飛ばして、即夜公開した。毎日も飛ばしたが、途中で不時着したために即夜公開できなかったとう。これは、…

森岩雄 脚本家として

後に東宝の副社長の森岩雄は、外国映画の輸入などを行っていた。その森岩雄は「良い映画を讃える会」を設立し、第一回鑑賞会を開催。「巴里の女性」(1923)を上映した。 森は映画批評も執筆していたが、一方でシナリオも執筆した。 原作を提供した「恋…

帝キネの引き抜き工作

帝国キネマは大阪唯一の映画会社で、大震災の影響をほとんど受けなかった。東京に現代劇部を持っていたが、大震災後に解散した。さらに、伊藤大輔を大阪に迎えて、従業員も増やした。製作体制を増強した帝キネからは、「嘆きの曲」「落城の唄」といった作品…

山本嘉次郎と牧野省三の出会い

日活に所属しながらも無断で帝国キネマの「山語らず」(1924)の撮影に参加したりと、フラフラしていた山本嘉次郎は、キネマ旬報の田中三郎社長の口利きで東亜キネマ入社している。当時22歳だった山本だったが、神戸港を背景にした活劇「断雲」(19…

マキノ映画製作所と東亜キネマの合併

時代劇に新しい波を起こしていたマキノ映画製作所だったが、経営的には借金で首が回らない状態だった。以前に帝国キネマとの対等合併の話も出たが、牧野省三以外が反対だったために実現しなかった。時代劇部を持たない松竹と提携の話が出たが、関東大震災で…